証明書やお箱など一式付帯します。ご希望でしたらお写真をお送りいたします。

こちらの時計は、言わずと知れたH.モーザー. のエンデバー トゥールビヨン ファルコンアイ です。世界に５０本しか存在しません。K18ホワイトゴールドとフェイスバックケースから覗くムーブメントが美しく輝いています。シンプルながらエレガントで優雅な印象です。実物をお手に取られると、ひと目で魅せられてしまうことでしょう。日本でも公式サイトができるなど世界中で人気があります。

H.Moser & Cie.のご紹介ですが（文献などから抜粋文を含んでおります）、H.Moser & Cie.ブランドヒストリーは、幾世代にも渡って時計づくりの伝統と技術が継承される、スイス、シャフハウゼンから始まります。

2005年に現代のブランドとして同名の時計を発表したH.モーザーですが、その歴史を遡ると18世紀にたどり着きます。
ブランドの名の、ヨハン・ハインリッヒ・モーザー氏は、この土地の薫陶を受けて育ち、1820年から1824年の間自身の父親から時計づくりを学んだ後、時計の町であるル・ロックルでその知識をさらに広げました。
そして彼は時計師として、シャフハウゼンではなく当時帝政下で幅広い時計市場を持っていたロシアに渡り、幾つかの時計店での経験を積んだ後、1828年にサンクト・ペテルブルグ自分の時計会社を設立しました。これが現在のH.モーザーの始まりとなります。ビジネスマンとして優れたセンスを持っていたヨハン・ハインリッヒ・モーザーは、宝飾部門の１つとして時計を位置づけ、なおかつシンプルな時計もその中で展開させていきました。
そしてモーザーは販売網を広げ、卸売りとマニュファクチュールを同時に行うことにも成功。1829年にはル・ロックルに時計工場を構え、ロシアとスイス、この2大拠点で欧米のみならずペルシャや中国、日本と販路を拡大し、大きな成功を収めています。後にモーザーはル・ロックルで名誉市民に称され、1848年に故郷・シャフハウゼンに戻った後は、鉄道事業やライン川のダム建設及び電力事業にも手腕を発揮し、シャフハウゼンの産業に大きく貢献しました。またこの動きは、1868年にアメリカ人、F.A.ジョーンズがシャフハウゼンにIWCを創業する際に大きな支えとなりました。これは同時に、シャフハウゼンという町が世界的な時計産業の街となる礎にもなりました。

その後も独自性・実用性のある機構を次々と開発し、2013年には高級時計ブランドのノウハウを知り尽くしたMELBホールディングスに加りました。「ファミリー経営の会社であること」「自社でムーブメントを開発できること」「創意工夫に富んだ機構があること」、この３つの要素から成り、且つ年間生産本数が1000本あまりの“Very Rare”な時計メーカーであるというコンセプトに掲げ、コレクション群を一新。「エンデバー」「ベンチャー」「パイオニア」の3カテゴリーからなる新コレクションは創業者の功績に敬意を表し、彼の人生観を表す言葉で構成されています。

ビジネスやパーティー、社交場でも自信を持ってお使いいただけます。きっと、多くの話題を引くことと思います。

現代の腕時計は、言わばヨーロッパの歴史の先端にあります。これまでの歴史、技術、芸術のすべてが詰まっています。

大変希少なラグジュアリーコレクターのための上品でエレガントな最高級腕時計です。知る人ぞ知る一流ブランドです。H.Moser & Cie.を所有されている方だけが味わうことができる感覚をお楽しみくださいませ。一生活躍することでしょう。